鎌倉遠足

日時: 2006年5月2日
場所: 神奈川県鎌倉市


●感想文
古代史部会一年 M・I

 雨がざあざあ降ってきた。こんな日にまで雨も降らなくてよいものを。そう思いながら私は鎌倉行きの電車の中に居た。
史学会に入会したときから私はこの遠足がとても楽しみだった。大学生にもなって前の日にはどきどきして眠れなかった。また、あまり行ったことのない鎌倉に行ける喜びもあった。それなのに、この天気だ。どうしてこうも都合よく天気が崩れるのか。
 しかし、駅に着きメンバーを待っていると雨も小雨になり天気も回復してきた。午前11時を回った頃、ついに出発した。私たちは人の多い通りを通って、最初に鶴岡八幡宮に行った。その際私を含めた女性と、A先輩は牡丹園を見に行くことができた。牡丹は色も形も一つ一つ違っていて、素晴らしいの一言で済ませられないほど美しかった。
広い牡丹園を見終わり先輩方が集合されて居る場所に戻ると、そこからは班別行動をとることになった。私は四年のN先輩、I先輩、二年のM先輩と共に行く事にした。最初に向かったのは鎌倉で有名だといわれるラーメン屋さんだった。珍しいことにラーメンに梅干がついている。私はラーメンをすすりつつ四年生に今までのサークルでの出来事を聞いた。これから私も楽しいサークル生活ができれば良いなと思った。お腹もいっぱいになり、次はいくつかの寺を回った。神道科のN先輩は私ではわからない神社の細部までチェックされていた。そしていよいよ私が楽しみにしていた銭洗い弁天を見学した。そこでは思いがけない出会いをした。それはたくさんのリス達である。隅の方にある店の屋根や看板、鳥居の上を行ったり来たりしている。とにかく可愛い表情に私ははしゃいでしまった。もちろん銭洗い弁天にある5箇所のお宮にもお参りし、今までより少し詳しくなれた事も嬉しかった。また行って見たいと思う。
それからも先輩お勧めの甘味処でクリームあんみつを頂き、満足していた。すると、最後に鎌倉大仏を見る事になった。鎌倉大仏を間近で一度も見た事のない私は、遠い道のりも頑張って歩き、大仏の体の中を見たのだった。その中の暗さに戸惑いながらも真っ暗な天井を見て気持ちが落ち着くのを感じた。それから集合時間まで、駅前でアイスクリームを食べながら先輩方との楽しい一時を過ごす事ができた。
 今回の遠足で私は、今まで知らなかった鎌倉のいろいろなところを氷山の一角ではあったが知る事ができたように思われる。また、女性ばかりではあったが、先輩方からいろいろなお話が聞けて、良い機会になったと思う。私がはじめに思っていたドキドキとはまた違う、楽しさを知った遠足であったと振り返り思う。

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